2011年6月12日日曜日

4ヶ月と6日目 ガスタウンとラーメン

お仕事してます。別にカナダに寿司職人になりに来たわけじゃない、とはいえ仕事できないのは嫌なので頑張っている。ところで寿司職人って本当、女はなれないというかならないというか、そういう世界っぽいですね。今働いてるレストランの寿司職人のおじさんは、バンクーバーで一番有名なすごい職人さんらしく、かつては厨房に女の人が立ち入るだけで怒ってた人らしい。ということで基本「嫌われている…」という思いが強かったりしたんですが、ケータリング行ったときに喋る機会が結構出来て、それ以降和やかな雰囲気になったかも、と思っていたら最近「あっちゃん」と呼ばれるようになりなんだか妙に嬉しい最近です。まあ、だから認められたわけでもなく、昨日も包丁研いでたら「石が曲がってる!まっすぐにしなさい!」って怒られたけどさ。でも「怒られるってことは見捨てられてないってことだからいいことなんじゃない?」って言われてそーおー?えへへ。みたいになっている。まあそんなこんなで見捨てられたコリアンの同僚一人がクビになり、職場を去って行きました。シビア。海外であることを実感した。

ラーメンが無性に食べたくなって、スーを誘って行ってきた。風邪ひいたっていうのにホットパンツ履いてるスーを笑ったら、"I'm so stupid!"て言ってたわ。
ガスタウン、って見所がわりとないバンクーバーにあって貴重な観光地であるところをぐるっと散歩。

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雰囲気のある街です。おしゃれカフェとかおしゃれ雑貨屋がやたら多い。

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ディスプレイがステキよねー。

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天気がいいけど風が強い日でした。

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この日なんかすごいブレた。シャッタースピードが遅かったのかな。未だに使い方がよく分からないのだよね。

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これがガスタウン作った人?の像。有名?有名なのかな?多分有名。皆写真とってたし。

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バンクーバーのダウンタウンは、端から端まで歩けないこともない小さい街です。でも風邪引いた人のためにバスで移動。降りて少し歩く。
これから最高の季節になる、ってのがよく分かる日でした。ちなみにこの時点で夜7時過ぎてる。

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ラーメン屋さん。ダウンタウンだけでも結構何箇所もこういう「ザ・日本のラーメン屋」がある。ちなみに山頭火もありますよ。

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スパイシーガーリックラーメン。うーん、美味しいって言えば美味しいんだけど、スープにだしがきいてない感じ?普通の醤油ラーメンとか塩ラーメンはどうなんだろう。うーん。チャーシューは美味しかった。そしてにんにくは多すぎだと思いました。

で、こういうの食べた後に甘いモノ食べたくなっちゃうよねーって近くのファーストフードに。ソフトクリーム!

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でかい!

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でかい!

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でかい!(顔が)

ということで全部食べれなかった。

明日はアメリカの国境付近まで石見に行って来ます。

ではでは。

2011年6月7日火曜日

4ヶ月目と4ヶ月と2日目 バースデーパーティーとケータリング

同じ学校だった同僚が誕生日なので誕生日パーティー。ケーキ作ってく。

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ココアのスポンジケーキにココアのホイップ乗せて、上に砂糖まぶしたいちごとブルーベリー。よくできました。

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まあなんつーか酔っ払ってたからろくな写真とってませんし何が起きたかもよく覚えていません。

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おめでとさん!

おまけ。春日(似のコリアン)が買った刀型傘。めっちゃ気に入ってて笑った。日本でこんなの持ってる人いたらちょっと変な人だよなあ。

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スー "it's my bodyguard!"

この後電車で春日に「彼氏出来た?」「出来てない」「なんで?」「なんでだ?私が知りたいわ!」「俺が思うに君の外見はかなりいいと思う。それってつまり…」「つまり!?」「性格が…笑」って言って爆笑してたので本当に殺してやりたいと思いました。


で、4日。仕事場のレストランがセレブのパーティーのケータリングをやるっていうので、何故かそのスタッフに選ばれ仕事してきました。英語もわからない、料理も素人に毛が生えた程度しかできない人間がなぜ選ばれたのかよく分かりませんが(しかもそういうレベルの人は私一人っていう心細さ)、まあ雑用係が欲しかったのかな。
こっちではホームパーティーにシェフ読んで料理提供してもらうの、わりとあることみたいですね。セレブの事情とかよく知らんけど。高級住宅街にある個人宅で、そういうセレブなコミュニティによるイベントみたいなやつ。海に面した日本じゃ見かけないレベルの豪邸。向こう岸に街が見えて、夜になると夜景がキラキラ。で、そこに下手な結婚式よりすごいんじゃないの?ってレベルのテーブルがセッティングされてオークションとかやってました。叶姉妹みたいなドレス着た女性が沢山いたよ!やっぱりこっちはスケールが違うとおもう。会費の額も聞いたけど、ちょっと半端ない。私がどんなに金持ちになったところで、一晩の参加費にその金額は出せない、って感じ。
横にガスオーブンやグリル、冷蔵庫とかかなりの業務用設備が用意されて、食材を持ち込んで料理を提供する感じ。250人分、てやっぱ下手な結婚式超えてるよね。うちのレストランのグループのコーポレートシェフとか、系列店のシェフとか結構すごい人達がたくさん来てて、時間始まるまではアイスホッケーの試合見たりのんびりした感じだったけど、始まってからはかなりの忙しさでわたわた動きながら映画の「ディナーラッシュ」みたいですなあって思いながら楽しんでました。
こっち来て日本じゃできない経験出来たらいいなって思ってたけど、まさにそれを体験できたんだなあって思うと中々感慨深い感じです。

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あんまり詳細な写真載せるのもあれだから、テーブルセッティングを。

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宴のあとのスタッフミール。予定してたよりかなり料理が残って、でもフードコストも向こう持ちだからこっちは全然気にしなくっていいんだって。やっぱ金持ちの世界って違う。

ただ拘束時間がやたらと長くて16時間労働。さすがにこの年でその時間立ちっぱなしはキツイです。てことで疲れてしまって翌日仕事だっったけどぎりぎりまで寝て、その翌日の今日はお休みだったけど一日寝てました。お疲れ様。

ではでは。

2011年6月2日木曜日

3ヶ月と31日目 お別れ

仕事は順調です。カルガリー店に助っ人行ってた人たちが帰ってきて、そのうちの一人とここ最近ずっと一緒に働いている。日本人と中国人のハーフで英語ネイティブらしく、日本語分かるけど片言しか喋れない、みたいな感じ。私には日本語喋ってくれないので一応英語でコミュニケーション取っている。25歳、昭和のイケメン風です。絶対芸能人で誰かに似てる気がするんだけど思い出せない。真顔で冗談だかなんだかわかんないことを言うので、いまいちよく分かんないけどおもしろい子であることは確かです。というか子供です。人の飲んでる水に野菜入れてきたり、野菜のクズ投げてきたり、海老の尻尾くれたりします(全部真顔で。いじめだよね)。海老の尻尾、「海老の尻尾を食べることは中国でgood luckを意味するんだ」とか言ったんだけどまったくもって信用できないので、いらねーわ!!!ってゴミ箱に投げたら「うちのおじいちゃんが泣くぞ!」って言ってきたので知るか!絶対嘘だし!→本当だし!→信じられないし!みたいなやり取りしたって話をマコちゃんにしたら、「でもそれもし本当だったらあっちゃん悪魔…」って言うので検索してみたけどやっぱりそんな意味なさ気じゃん…。とりあえずYou are so childish!って言ったら間髪入れずにYes!!って答えられて、外国人の男は精神年齢高い(日本人より)とか何とか聞いたことあるけどそれって嘘っぱちだなって思いました。でもサーバーにいる根っからのカナディアンは優しいので(その彼にダメ出しされた盛り付けの寿司を持ってってCute!って言われて自分のことじゃないのになんかエヘヘ、みたいになる。)基本的にはdepends on personなんだと思います。


マコちゃんの友達が揃いもそろって今週みんな帰ってしまう、ということで気落ちしてる彼女に合わせて最近リビングに居る時間長め。火曜日に一番たくさんの友達が去って、その日はさすがにダーダーと泣いていました。お菓子買ってあげたよ。こっちに友達がほぼいなくなってしまうのが寂しい、辛いってことで、話を聞きながらも私そういうことで泣いたことを思い出せない…いつからそういうことで泣かない薄情者になったのかなあって思ったけど、元からかも…。あ、でも船旅で降りる直前には流石に泣いたかな。でも大人になるに連れて、しかも私割といろんな土地を転々としているのでそういうことに対しての慣れが出来てきてるんじゃないかなあって思ったりしました。でもそんなの慣れるべきじゃない。そういう理由で泣けるってのはむしろいいことだから、泣けるときに泣いておいたほうがいい。一緒に住んでる身としては近くにいて話を聞くくらいしかできないけど。そんなことを思いながら、無駄話をしています。
つながっていく相手とはつながっていくものだし、それが自分にとっての大切な友人であって、そこに距離はあんまり関係ないのかなあって思ったりしている。だから私はここに来れたのかなって。最近友達のありがたさを感じることが多いので、ふとそんなことを思ったりしました。

まあそんな感じで。


ではでは。